ヘアドネーションってご存知ですか?
先日、娘が学校のお友達と共に「ヘアドネーション」をしてきました。
小学生の時にお友達が「ヘアドネーション」をやっていたこともあり、自分もやると3年程伸ばし続けていた娘。「鬱陶しい」「めんどくさい」と言いつつも、「ヘアドネーション」をすることで、何か役に立てたらと頑張って長い髪を手入れしていました。
今回は「ヘアドネーション」についてご紹介したいと思います。
「ヘアドネーション」とは、自分の髪の毛を寄付し、がん治療やその他の疾患で髪の毛を失った患者さんにウィッグを提供する取り組みです。がん治療を受ける患者さんにとって、髪の喪失は自信や心理的な面で大きな影響を及ぼすことがあります。そこで、ヘアドネーションはそのような患者さんに寄り添い、少しでも支えるための方法として注目されています。
「ヘアドネーション」で寄付する髪の毛は31cm以上の長さである必要があります。これは、ウィッグを作成するための最低限の長さを確保するためです。そして、専門の団体や美容室を通じて髪の毛を寄付します。娘は二つのどちらかの団体に寄付をしてくれる美容室でカットしてもらいました。
娘が選んだのは「つな髪プロジェクト」。小児がんの子ども達に医療用ウィッグをプレゼントする活動をされています。一つのウィッグを作るのに20〜30人の髪が必要なのだそうです。髪を集めて髪質を選定し、加工をして完成までに2〜3年かかるそうです。一緒に「ヘアドネーション」をしたお友達は今回で2回目。「ちょうど前回カットした髪がやっとウィッグになってる頃だね!」と驚きました。
切った髪を撫でながら、「一緒に治療頑張ってきてね」と声をかけました。
もう一つの団体は、パーマがかかっていても、カラーリングしていても、白髪でも大丈夫と言われていました。「私みたいなおばちゃんの髪でも良いんですか?!」と美容師さんに尋ねると「大丈夫ですよー」と言われたので、私も「やってみようかなぁ」と目論んでいます。
「ヘアドネーション」は単なる髪の毛の寄付以上の意味があるのではないかなと思います。一人一人の優しさや共感する心、小さな努力が合わさって必要な人の生活に希望と笑顔をもたらすことができるのだなと感じました。私も娘達の行動を通じて、「ヘアドネーション」の大切さを改めて感じることができました。
皆さんもぜひ、「ヘアドネーション」という取り組みに参加してみてはいかがでしょうか。
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